返した。
私ってこれだけのことで張り裂けそうで心拍数が上がっているから…




「いいよ…それよりいいよ。朝から俯いて。高田の照れっぷり」



そう。私の照れ隠しに気づいた細川クン。
私は恥ずかしくなった。




「高田、悪いな。怒るなよ」



細川クン、私が怒ってるって思ってる。




「ほら、高田の怒る顔は似合わないよ…これ飲んで」


「……?」



制服のポケットに入っていた。
私はポケットを見た。