「聖也、おはよう」


「高田、ありがとう。ってかさー、今日早くない?何かあったのか?」


「この人ね〜、細川クンに言うことあるの。私は付き人」




私を見るのは梨花。
私は目を逸らして、空を見上げた。




「…高田が?ゆづが好きって?」


「何言ってるの。やめてよ。そうじゃない」


「よぅ。おはよう、聖也!
…おっ。高田と岩田」



聖也が『よぅ、おはよう』と笑った。
そうだ…朝からテンションの高い細川クンがいた。




…ギューッ。