メールもドキドキしちゃう。




昨日、ユウくんと…さした傘より、
細川クンとの距離に参った。




「…いつ返そう。帰りかな?」


「渡せる時でいいよ。ねっ?」



次の日の朝、1番先に来た私は待ってみた。
向かいには、ガムを噛む梨花。




「ってかさぁ、今日早くない?」


「まぁね。朝イチが良くて。
だから、待ってるの」



細川クンが来る前に。
『いつでも良くないかな』と笑う梨花は、この性格を分かってない。