「高田、よろしくな」



私へと微笑んでくれる細川クンが、
大好きだ。




「うん…私こそよろしくね」



片思いの恋がまだ続きそうだ。



真新しい教室に入って、黒板を見た。
あいうえお順で「た」…




「あー、俺ここじゃ寝れない」



と言って、近くの男の子がため息をついた。
ん?私の隣?




「ん、どうしたの?」


「いや、別に…すみません」