一つ一つ名前を見る。
たくさんの勇気が行って、でも楽しい。



ほ…細川…由弦…


しばらく、目の瞬きを忘れながら、
細川クンの名前を見た。




「……これ」



私は、細川クンの名前にドキドキした。



「ん?あった?」


「うん…あったよ」



私は梨花にピースをして、そっと学校横の路地にいた。




「どうしたの……ねぇ、杏菜?」