【短編】―Lover―











「夏稀、聞いてんの?」




「え?なに?聞いてる、聞いてる!」




「嘘つくなよ」






そう言って、優人はあたしをベッドに押し倒した。




な、なに?どうなってるの?






「ゆう…っ、んっ」






優人がいきなりキスしてきた。






「ぷはっ…、なに?どうしたの?」




「俺さ、こういう事するの好きな女だけって決めてんだよな」




「どういうこと?」




「だから、俺はお前が好きだって言ってんの。わかる?」






ねぇ、これって夢じゃないの?




徐々に現実なんだと実感して、鼻の奥がツーンとしてきた。