「それでは先手… S級、八乙女カオル 戦術は忍術 A級、桐原カラス 戦術は武術…互い礼!」 会場の真ん中に設けられたフィールド そこはまだ何もないコンクリート式の床… 誰もがこんな平坦なところで 対戦がはじまるのかととても退屈そうに観ていた その頃 「ふん(笑) A級クラス相手に俺が負けるわけない」 「まぁ、今日はよろしく〜♪」 S級の選手は強気に発言 それに対しカラスは呑気に挨拶をする 「今に見てろ……」 ドスの効いた声で 握手を交わした八乙女が耳元でそう呟いた