ゴーストハンド


「そんな…!文月はもう、現れなかったはずじゃ―…」

しかし、壁にかかっているカレンダーをなにげに見た総之助は、ハッとした。

「四十九日…」

総之助がカレンダーを見たまま呟く。

「え?」

美都が涙声で聞き返す。

総之助の顔は青ざめていた。


「今日は……文月の、四十九日だ…

彼女が亡くなってから」