もっと、キスして





「俺のたばこ貸せ。」



男が言うと、数秒後たばこ独特のあのにおいがして、



ライターの火をつける音があたりに響く。



「やめて…やめて!!!」



「いまさらやめると思って言ってるなら大したもんだよお前は。」



「やめて!!!!」




「じっとしてろよ?」



「いやだ!助けて!りゅうせ、」



そこまで言ったところで倉庫のドアが開いた。



「あ?誰だ。」


背中に乗っている男の問いに、その犯人は答えない。




その代わり、さっきどかされた男が次々と目の前の視界から薙ぎ払われていくのがわかった。