ガラガラッ!

私はあの後走って学校に行った
当たり前だが今は授業中…そんな中
私はドアを思いっきり開けた…。
当然皆の視線は私に向いている


「ッハァハァゲホッお、おはようッございまゲホッす!」


と息切れしながら挨拶をすると
先生が「あ、お、おはようございます
今は授業中なので早く席に着きましょうね?」と真顔で言われた


私は「はい…」と言い席に座った

「つ、疲れたぁぁー」と机に伏せていると


「お疲れ珍しいね美紀が遅刻だなんてさ」


「愛久…ちょっとねー」

この子は山崎愛久私の友達…いや親友だ
クラスでも人気者の彼女
誰にでも優しく成績も良くルックスだって
悪くない絵に書いたような完璧な子

「何かあったらウチにいいなよ?」
と笑顔で言ってくれた

「うん!愛久の笑顔頂きましたぁー」と
言うと「頂かんでいい」と笑ってくれた
本当に親友と言うのはいいね
と心の底から思った

でもさっきから何かが引っかかる…
あの夢が頭にこびりついて取れない
なんなんだろ…いつもとは違う不思議な感覚がある
そう思いながら1限目の授業は無事終わった
次の授業は移動だった急いで
用意をしていると

愛久から肩をとんとんと叩かれ
愛久がいる後ろを見ると

「一緒に行こ!ちょっと話したい事もあるし」と言った勿論断る理由もなく私は
「いいよ!」と言った
そして移動中愛久からの話を聞く事にした

「……美紀」

「ん?」

「美紀のお爺ちゃんがやってる
神社あるよね?」


「え?うん?そうだけど…」


「美紀のお爺ちゃん2年前……死んだよね?」


「…そうだけど…それが何?どうしたの?」


「じゃ、じゃああれは……」

と愛久はどうゆうこと?とでも言いたいような顔をしていた

「愛久?どうしたの?あそこの神社で何かあったの?」

あ、でも確か前友達が私のお爺ちゃんがしている神社を七不思議神社って言ってた
後恐れ神社とかってでも名前は神夜見神社なのに何でそう呼ばれたんだろう

「み、美紀今日の放課後神夜見神社行くよ!」


「え?あ、うん別にいいけど」


急にどうしたんだろう愛久は…