「菜智は目付きが悪いだけなんだ。許してあげて下さい」
優はそう言って笑顔を浮かべた。
それ、フォローしてるのか??
そう思いながらも、話しを合わせた。
「ごめんなさい癖で………ふふふ」
そう言って慌てて繕い、笑顔を浮かべる。
「…そ、そうですの…。では続けますわ」
そう言って紀美代さんは、あたしの手を引く。
「華道は花を生けるだけが華道ではありませんの。花を愛でるにも、作法があるのですわ」
そう言って紀美代さんは、花から少し遠ざけてあたしを座らせた。
「花を拝見する場合、床の間から畳み一つ隔てた場所に座りますの」
そう言って紀美代さんも、同じように隣に座る。


