「まずは私の作品をご覧にいれますわ」
入った部屋に飾られている、美しい模様の花瓶に生けられた花に目を奪われた。
「綺麗だ……」
呆然と花を見つめていると、片手を誰かに引っ張られた。
「汚い言葉、それを止めなさい」
紀美代さんはそう言っておでこを叩いてきた。
「あたっ!」
痛いな、何すんだこの尼!!
あたしは、条件反射で、ギロリと紀美代さんを睨みつけてしまう。
「まぁっ!」
紀美代さんは、恐怖で口元を抑えている。
「菜智〜?」
そう言って優は片手で、あたしに目隠しをした。
「…………やばっ…」
やっちまった……。つい本性が…。


