「すみませんね、姉さん、優の事がお気に入りみたいで」
そう言って追いかけてきた朔さんは、すまなそうな顔をする。
い、今までに無いタイプだ……。
「…いえ…お気になさらないで下さい」
自分でも驚くほど敬語が様になっている。
成長したな……。
「さぁどうぞ、上がって下さい」
そう言って朔さんは、部屋の段差の所で、手を引いてくれた。
なんて紳士なんだ…。優とは大違いだな。あんな、女たらしなんかとは違う。
「あ……りがとうございます」
なんか、調子狂う。最近、変人と生活してたせいか??朔さんの優しさに身が滲みる。


