「あら……私は本気でしてよ?」
そう言って紀美代さんは、艶やかに笑う。
「またまた、お世辞が上手いですね、紀美代さん」
優は、紀美代さんに笑いかける。
見たくない、なんだよあれ………。どうして、優もそんな風に紀美代さんに笑いかけるんだよ。
ーガラガラガラッ。
「姉さん!!何やってるんですか!!」
今度は知らない男性が家から出てきた。
「でも嬉しいですね、あなたに褒められると、俺にもまだ脈はあるのかな?あなたを未亡人にしておくのはもったいない
ですから」
優はそう言って、紀美代の頬に手を添えた。
…………未亡人?って…あの手はなんだ、あの手は!!
いくらなんでも…ありえない…。女なら誰でもいいのか?


