総長様、プリンセス修行始めました!



「菜智!!!」


こ、今度はなんだ……?


あたしの元へ走り寄る男性と女性を、あたしは笑顔を向ける。


「母さん、父さん!!」


そこには、スーツを来た母さんと父さんがいた。


「電話であなたが事件に関わってるって聞いて、心配したわ」


そう言って穂波はあたしを心配そうに見つめる。


「あたしが悪さしてないかって?そらご苦労様~♪」



「また、そんな風に誤魔化して!!心配で心労死しそうよ!!」

「まぁ…このたくましさは、母さん譲りだろ」


本当、父さんの言う通りだ。



「というか!!捜査であたしの事なんか、いつもそっちのけだろ!?」



何だよ、今さら!!


「それは大丈夫よ、GPSつけてるから!」

「いやいやいや!!犯罪!?」


止めろよ、GPSとか!!怖いから!!


「それにしても、うちの菜智がお世話になりましたね」


父さんは優に頭を下げた。


「こちらこそ、ご挨拶もせずに申し訳ありませんでした」


優が頭を下げると、父さんは笑った。


「いえ、むしろうちの娘はじゃじゃ馬でしょう??迷惑をかけませんでしたか??」


いーえ!!むしろあのときは誘拐されたわ!!
 

「そこが、菜智さんの魅力です。そんな菜智さんを、俺は愛しています」


愛して……っ!?


「優、てめっ!!何急に暴露してっ……!!」

「菜智の家族にも、俺の事受け入れて欲しいし♪そしたら、菜智はもう俺から逃げられないからね」


え!?今、物凄く聞いてはいけない事を聞いた気が…。