総長様、プリンセス修行始めました!





「…………な…んだ…?」


状況が読めず、ギュッとつぶっていた目を開けると、すぐ傍であたしを抱き締める優と目が合った。


「優!!」


「………菜智っ……。また無理ばっかりして…」


顔を青くした優が、そこにはいた。



「菜智………っ」


そう言って優はあたしを強く抱きしめる。


「また面倒事一人で背負って……。今なんて、刺されそうになって!!どれだけ心配したか!!」


優の言葉に、あたしは泣きそうになった。


「お前の為なら…何だってする…」


その言葉に優は目を見開いた。


「優は、あたしが愛した男だからな…」

「っ!!」


それを聞いた優は、あたしをさらに強く抱き締めた。



やっと、触れてくれた。この腕に、ずっと抱き締められたかった。



「コイツ、菜智さんに何してくれてんだ!!」

「縛っときやしょう!!」


仲間達が、繁信と光を縄で縛りはじめる。



「もう、絶対に話してあげない」


そう言って優はあたしを抱き上げた。



「お、おいっ!」


慌てるあたしを無視し、て優は繁信と光を睨み付けた。