しばらくして、パソコンの画面が勝手に動き始めた。
《Downloading》の文字が画面に映る。
幾がハッキングに成功したのだろう、今ごろ幾のパソコンにフォルダの内容が流れて保存されているはずだ。
プルルルル
すると、すぐに幾から電話がかかってきた。
ピッ
「幾か?」
あたしはパソコンを見つめながら、声を抑えて電話に出る。
「そうや!ハッキング成功したで!」
幾はそう言って笑う。
「さすが、幾!時間が無い、本題に入る。そのデータ、あたしの親と天王寺財閥の社長に渡せ」
「姫のおうせのままに!」
幾の言葉に、あたしは笑みを浮かべる。あたしの仲間は、やっぱり、頼りになる。
「そらから、ボイスデータをあたしの携帯からそっちに送る。本人からの証言だ」
「ヒュ~☆姫、やるぅー!」
あたしはボイスデータを幾に送った。


