「「もちろんです!!」」


その言葉に笑顔がこぼれる。



「長い戦いになる。気ぃ抜くなよ!!」


「「オォーーーーッ!!」」



あたしの一言で士気が一気に上がった。


やっぱり、あたしの生きてきた世界も好きだ。こいつらが、あたしを強くしてくれた。


仲間を教えてくれて、一人じゃないんだって思えた。


「はぁ…仕方ねぇな…」


そう言って琢磨はあたしの手をとる。


「琢磨……?」


手なんて握って、急になんだ??



「『雷鳥』も力貸すぜ?いつでも頼ってこい」


そう言って琢磨は不敵に笑う。


琢磨……。琢磨がいると、頼もしく感じる。あたしには、仲間や『雷鳥』がいる。


それだけで十分だ。


「ありがとな、琢磨…」

「本当なら、俺が守るって言ってやりたかったよ。でも、お前は…」


琢磨は、少し切なそうにあたしを見つめた。


琢磨、どうしてそんな目であたしを見るんだ??


なぜか、あたしも琢磨から目が話せなかった。