「どういう意味ですか?私からすれば、あなたも十分変人ですよ?」
少し殺気立ちながら、青年を睨みつけた。
変人から変な女と呼ばれるなんて、心外だ!!
「くくっ…良い意味でだよ。それより……お前俺の事知らないんだな」
青年は苦笑いを浮かべ、あたしを見つめる。
「…………?知りませんよ」
それとも何処かで、お会いしたのだろうか。
生憎、金持ちの知り合いもいないし、あたしの友達は、族関係だけだからな。
「やっぱりな。通りで俺に媚びないわけだ………」
おい。なぜあたしがこいつに媚を売るんだ!?売るのも買うのも喧嘩だけだぞ!!
「なんで私があなたなんかに媚びを売らなければならないんですか」
しれっとして言うと、青年は驚いた瞳で見つめてくる。
「思い上がりも甚だしいですわ」
「……」
黒い笑みを浮かべると、青年は固まった。
媚びとかそういうの、好きじゃない。あたしをそんな下衆供と一緒にしないでいただきたい。
「…………っくく…」
そう言うと青年は、また可笑しそうに笑う。
「何がおかしい?」
怒りが優先してしまい言葉使いが元に戻ってしまった。
あ、やべ。滑った!!!


