「そろそろ実戦で経験を積まないとね?」
経験…か……。まぁそれも一理あるな。
「それに、学園退学になっちゃったし…。暇でしょ、菜智」
「うぐっ!」
そう、あたしは学園を退学になったのだ。そう、あの日、薙刀を振り回している所を先生に見られたせいだ。
『そんな野蛮人は、うちの学園にはいりません!!』
はっきり、言われたなぁ……ははっ。3か月どころか、1週間ともたなかった。
「というか、いいのか?そんな大事なパーティーであたしなんか連れていったりして…」
ライバルを婚約パーティーなんかに招待するくらいだ、重要なパーティーなんだろうし…。
「だからだよ…。夜会では、同伴者が必要だからね。それに、腹の探り合いは結構ストレスになるんだ。菜智は、そんな俺の癒しとして参加するんだ」
「はぁ?」
何を言ってるんだ、優は。
「菜智は、俺のお守りだ……」
優はそう言って、あたしの頬に手を添える。


