総長様、プリンセス修行始めました!



「さて…と………」


ーズカッ。


静まり返った所で、あたしは薙刀を地面に突き刺す。そして、制服のスカートのポケットから、スマホを取り出した。


ーピッポッパッ。

プルルルルル、プルルルルル…ガチャッ。


「もしもし〜察ですか?犯人取りに来てくださーい!」


肩と耳で器用にスマホを挟みながら、犯人を縄で縛る。


「あ?あたしが犯人?ちげーよ!!喧嘩売ってんのか!?面貸せ今すぐ!!」


スマホと言い合いをするあたしに、苦笑いを浮かべながら優が近付く。


ースッ。


優はあたしから、スマホを取り上げた。


「おい!何すんだよ!」


あたしの言葉を無視して、優は電話に出る。



「…えぇ…、ですのでお願いします。はい、失礼します」


ーピッ。


そう言ってスマホをあたしに返した。


「なんだよいきなり!」


あたしは優を睨みつける。