「これならありましたわ」
そう言って紀美代さんが持ってきたのは、木製の薙刀だった。ギランッと目を光らせ、あたしは薙刀を見つめる。
こりゃぁいい…。ちょいとばかし、危ないがな。
「……………」
そう言って無言で、庭に近付く。そこで、優に目配せをした。
「……。皆、次は座学で教室に戻るそうだよ。さぁ、移動しようか」
優は皆を教室へと促す。生徒達が避難した所で、あたしは庭へと出た。
「…良い…お天気」
そう言って薙刀を握りしめる。
「さて…そこの殿方?」
ービシッ!
あたしは草村を睨みつけ、薙刀を向ける。
ーガサッ!
草村がまた揺れた。


