「あなたは花を殺していますわ!!」
ーガビーンッ!
ビシッと指を指され、いたたまれなくなる。
「す、すみません…」
殺してるとまで言われると、謝るざる負えない。
「さぁもう一度!!」
紀美代さんはすごい剣幕であたしに迫る。
あたしは、もう一度花を生けはじめた。
「美しくない!!」
「ひぃっ!!」
そう、ただ無心で、紀美代さんにしごかれた。
「ぜぇっ、はぁっ……」
「先程より格段に…成長…しました…わね」
紀美代さんとあたしは息を荒げ、出来上がった花を見つめた。
「…それはっ……どうも…」
あたしと紀美代さんは、疲れた顔で微笑み合った。
「ここまでついてこられたのは、あなたが初めてですわ…」
紀美代さんの言葉に、あたしは頷く。
「でしょうね」
他の人間についていけるわけない。まさに地獄だからな。


