「…………………」
あたしは、出来上がった作品を呆然と見つめる。
「クスクス、何あれ……」
「笑っては失礼ですわ、ふふっ…」
何故こうなった?そんな疑問しか出てこない。
つうか、笑われてる!!ムカツクー!!
「………菜智さん………。何ですのこの……」
紀美代さんもこれを何と呼んだらいいのか、分からないらしい。
「いや……綺麗だなと思った花を手当たり次第に…」
そうしたらもっとこう、綺麗になるはずだったのに……。イメージと大分違くなった。
「それではまとまりが無くなってしまいますわ!!生ける時、まず考える事は全体のバランス、そして花の美しさをどう引き出すのか…。それが大事なのですわ!」
そう言って物凄い血相で紀美代さんは睨みつけてくる。


