「お前は何も悪くないが、恨みがあるからな」
そう言って優はキッと朔を睨んだ。
「…………はぁ…。だいたい予想は出来ますけどね…」
朔はそう言ってため息をついた。
「…今日はこれでもかと言うくらい、扱いて差し上げますわ」
「いや、紀美代さん、何でここに?」
「………」
「無視かい!!」
優を傷付けた恨みとか!?今日は、完全無視コースなのか!?
「菜智さん、今日は学校で生け花教室をするんです」
見かねて朔が説明してくれる。
「生け花……何でもやるんだな、この学園は…」
「つべこべ言わずにさっさと行く!!」
あたし、今日は生きて帰れるかなぁ??紀美代さんに、殺される気がする。
「さぁ、行きますわよ」
そう言って紀美代さんは優の腕を引いて、さっさと、校舎へと入っていく。
「華道室は、校舎の隣に別にあるんです」
「金持ちめ……」
「はは、ほら、行きましょう」
あたしと朔は、二人の後を追って、華道室へと向かった。


