学校へ到着すると、何故か、着物姿の朔がいた。
「朔、何でここにいるんだ?」
「私は、ここの生徒ですよ。菜智さんと同じ学年です」
年、近そうだと思ってたけど、まさか同い年とは。知り合いがいてよかった。
「…それにしても、優、生きてますか?」
朔は苦笑いを浮かべながら、終始無言の優を見つめる。
「優!!大丈夫ですの?なんてこと……」
「え!?紀美代さんまで何で??」
紀美代さんは、高校生じゃないだろ!?
「優、冷やさなくては後が残りますわよ」
紀美代さんは優の左頬を氷で冷やしている。
あたしの質問には答えてくれないのかい。まぁ、いいけど。
加減無しに優の左頬を殴ったからな。
「同然の報いです」
そう言ってあたしは、シレッとして正座する。
「優、菜智さんに何したんです?」
「…………………」
朔の言葉に優は何も答えない。
「……………優?」
朔は不思議そうに優を見つめた。


