「いつもごめんね」 そう言って俺が差し出したビニール袋を受け取る。 「別に母さんが好きで作ってるだけだから気にすんなよ」 中には昨日作ってた肉じゃががタッパに入ってることだろう。光希は中を見て、おいしそう、と呟いた。 「おばさんは?」 「あぁ、うん、パート行った」 「そっか」