「私ね、今幸せなんだ」 「ん?」 ダイニングテーブルを挟んで向かい合って座っている光希はまっすぐ俺を見て言う。 「きっかけはともあれ、裕介とまたこうして話せてることが嬉しいよ」 俺はただ曖昧に笑った。 ずっと一緒にいれることも、 こうして家に行くことも、 大学になればかなり減るだろう。