そうして待ちに待った(?)放課後…

「えーと、これホチキスで留めるんだよね?」

「ああ。そういや昨日出したデータは合格って言われた」

「そっか、よかった〜」

そんな他愛のない話をしながら

山積みになったしおりを

ホチキスで留めていく私と久瀬君。

ちなみにこの作業は教室でしてて、

久瀬君とはお向かい合わせ。

なぜか少しドキドキしながら

パチンパチン、と音を響かせていく。

「にしても量多いなぁ…」

「まあ一学年分だからな」

「そっか、そうだよね。
でもこれ2人でって結構多いと思わない?」

「確かに」

そんな会話をしていると…