私には貴方だけ


「姫奈には姫、アランには姫奈専属の護衛として幹部に入ってもらう。異論のあるやついるか?」




「待って下さい総長」




手を挙げたのは、赤色の髪をした男の子。




「なんだ?」




「姫奈さんを姫にするのは皆賛成です。でも、アランさんをいきなり幹部にするのは……そろそろ強いんですか?」




「じゃあアランと戦ってみるか?俺たちも力量計りたいし。」




「俺は問題ない。」




「俺も問題ありません」




「じゃあ決まりだな。」




下の皆さんが真ん中にスペースを空け、アランは階段を降りる。