私には貴方だけ


「なんですか?」



「一つ、私が居ない時は絶対にここの誰かと一緒に行動すること。
二つ、身体の無理はしないこと。
三つ、体調が悪くなったらすぐに言うこと。
四つ、もし危険な目に遭ったら、出来るだけすぐに誰かを呼ぶこと。
五つ、誰かに狙われるような事があれば、こいつらを盾にして自分だけすぐに逃げる事。
これが条件です。いいですか?」




「わ、わかりました」




随分とたくさん条件があった。



果たして守れるだろうか?



「じゃあ決まりだな。姫奈には姫として、アランには幹部として入ってもらう。」




「わかりました。よろしくお願いします。」




「ちっ」




「下に居る面子に今から挨拶して欲しいんだがいいか?」




「はい。」




「………」




「んじゃ行くか。」