「姫は暴走族にとって重要な存在だ。俺たちは守る者が居てより強くなる。そこには姫の存在は必要不可欠だ。
俺たちはその姫に姫奈がなって欲しいと考えている。」
「私が?」
そんな重要な人に私がなっても良いんだろうか?
「姫奈だからなって欲しい。俺たちにとって姫奈は必要だ。姫になると常に身を狙われ、危険な状態になる。でも、それは俺たちが守り全力でサポートをする。だから姫奈、なってくれ。」
「あと、アランには姫奈の専属の護衛として幹部に入って貰いたいんだ。いいかな?」
怜夜様とお兄様が、私たちが入る前提で話を進めている。
「姫奈」
「はい。」
「昔、自分だけの居場所が欲しいって言ってただろ?」
「はい」


