私には貴方だけ


私はどこに座ればいいんだろうか



入り口でアランと私は立っていると



「アランちゃんは俺のとこだよーん」



おいでおいでー、と言ってアランを呼び寄せる海季先輩。



「姫奈はここだ。」



ポンポンと怜夜様の隣の一人掛けのソファを叩いている怜夜様。




それに従って怜夜様の隣のソファに座る。




アランも嫌な顔をして渋々海季先輩の隣に座った。




「どうぞ、姫奈。紅茶で良かった?」



「ありがとうございます、お兄様。」



「アランも一緒ので良かった?」



「あぁ。俺の事は気にするな」