私には貴方だけ


怜夜様達の元へ追いつくと



「あとで挨拶するから全員並んどけ」



「「「はい!」」」



怜夜様達に着いて行き二階に上がる。



二階にはドアが二つしかない。



一番手前の部屋に入る。



「さっ、二人ともどうぞ」



「お邪魔します」



「……邪魔する」



部屋の中には、テレビにテーブル、ソファにキッチンと普通に生活出来るだけの家具が揃っていた。




皆さんには定位置があるらしく、慣れた様子でソファに座る。



机を挟んで両サイドに3人掛けのソファ。


お兄様と希沙様が一緒に座って、その向かい側に海季先輩が一人でソファに座る。



誕生日席に一人掛けのソファ二つ並んでいて、そこには一つには怜夜様が座っている。



もう一つのソファは空いている。