私には貴方だけ


「じゃあじゃあ!イギリスで毎日何してたの?」



「イギリスでは、毎日歩けるようにリハビリをしていました。
あとは淑女になる為のレッスンだったり、パーティに出席したりしてました。」



イギリスでは、同じ貴族が集まるパーティが2日に1回開催され、体調の良い時は出席していた。



そして立派な淑女になる為のレッスンを毎日していた。




「お嬢様って大変だねー」



「俺無理かも」



「姫奈、よく頑張ったね」



私の話を聞いて何故か涙目のお兄様。



「はい。」




希沙様、海季先輩に続き質問をしたのは怜夜様。



「こいつとはいつ出会ったんだ?」




こいつ、とはアランの事。



指を思いっきり指している。



「指指すな。そんな事も分からないのか」



ハッと鼻で笑いバカにするアラン。