私には貴方だけ


桃瀬様が呼んだであろう白の高級車に乗り込む。



「倉庫でよろしいですか?」



「あぁ。」



運転手は30代くらいの眼鏡を掛けた男の人。



倉庫、と呼ばれる場所まで30分程で着いた。




着くまでの間、私の両隣に座っているアランと怜夜様はずっと睨み合っていた。



空気が凍っていたのは言うまでもない。




「着きましたよ」



車から降りると、目の前には廃墟ビルが建っていた。



そして、並んでいる大量のバイク。