「俺たちは今回みたいな事がないように、姫奈の事を護りたいと思っている。」




「……護る?とは具体的には」



「取り敢えず出来る範囲内で俺たちと一緒に行動してもらう。」




「私にはアランが居るので大丈夫ですよ?」



アランは執事だけれども、私の護衛も兼ねている。



それなりの訓練もしているし、強い。




「そいつが居ても、一人では出来る事が限られてくることがある。
護るなら一人より人数多い方が良いだろう。」



「まぁ、確かにそうですね」



「決まりだな」