すると、この学校の仕組みを説明してくれる。
「まず、生徒会長は学校で一番の権力者がなりますの。それが3年の霧野怜夜先輩。」
「その次が副会長の2年の真白・アメリア先輩。」
「その二人に選ばれたのが書記で1年の桃瀬希沙さんと、会計で3年の川崎海季先輩。」
「なるほど」
桃瀬様はどうやら同い年らしい。
「会長を中心に回っている生徒会メンバーは、知っての通り全員がイケメンで男女共に人気ですの。」
「分かる気がします。」
「それと、この学校は家柄で全てが決まります。」
「……どういうことですか?」
ズイっと私に顔を近づけてきた。


