私には貴方だけ


ウェイトレスを呼んで注文をする。



「アールグレイを一つ。」

「カプチーノを一つ。」

「コーヒーを一つ。」



学校のカフェだと言うのに、メニューが豊富だ。



「私はアップルティーを一つ。」



「水を。」



アランはどうやら頼まないらしい。



すぐに注文したものが届き、お喋りを開始する。



「アメリア様は真白先輩の妹なんですよね?」



「えぇ。」



「羨ましいわぁ。あんなイケメンなお兄様が居て。」



「お兄様は学校で有名なんですか?」



「真白先輩だけが有名と言うか、生徒会メンバーが有名ですの。」