私には貴方だけ


姫奈side




ついに、婚約パーティ当日




私はいつものようにメイドに任せたまま支度を終わらす。





気分は乗らない。




怜夜様に会わない為に休みがちになっていた学校。




今日のパーティには色んな企業の社長からその子供までたくさん来る。




同じ学校の人がたくさん来るのだ。




下手な事は出来ない。




恥のないように気を引き締める。




「はぁ……」




思わず出てしまう溜息。





「お嬢様、溜息を吐くと幸せが逃げますよ」





「もう逃げたわよ……」





怜夜様が一緒じゃないと幸せになんてなれない。