私には貴方だけ


「うーん、ここだけの話、姫奈には既に婚約者が決まっているんだ。申し訳ないけど無理だ。」





渋るおじさん。





意外だったのが、




「あら素敵ねぇ。青春って良いわね。怜夜君でも良いんじゃない?お似合いだったじゃない貴方。」





乗り気なおばさんだ。




少女のように目を輝かせている。





「しかしだな……貴方もこうして私の親に頭下げてお願いしてたじゃない。同じよ?それに姫奈と怜夜君は付き合ってるんでしょ?」





「えっ……どうしてそれを……」





「パーティで見てれば分かるわよ?お互い想いあってるのなんて一目瞭然。それに姫奈の反応見てれば直ぐに分かるわ」






アメリア母、強し。




「私は怜夜君でも賛成よ?貴方。」





「………今日は夜遅いし帰りなさい。」






「わかりました……失礼しました。」






俺は諦めて帰る事にした。