私には貴方だけ


姫奈の部屋は元から用意されていたらしく、二階に作られていた。





俺の部屋とは少し離れている。





父さん達に姫奈と二人きりにさせてもらい、姫奈の部屋で久しぶりの再会を楽しんだ。




姫奈と色々な話をした。





夕食の時間になって姫奈と下に行く。




こういう時、家の中にエレベーターがあって良かったと思う。





初めて便利だと思った。





家族全員で初めて夕食をとった。





その日は興奮して眠れなかった。





次の日、俺は怜夜に昨日の事を話す。





「良かったな」





怜夜はそう言ってくれた。




姫奈に会いたくてたまらなそうだったけど。