私には貴方だけ


「明日から姫奈が家に一時帰宅する。家に帰って来るか?姫奈が真白と暮らせる事を楽しみにしているんだ。」






「本当か?」





「あぁ。」






「なら明日から家に帰って来る。」







よっしゃとガッツポーズする。





それくらい嬉しかった。





そして次の日、父さん達と一緒に姫奈の居る病院に行く。






「姫奈!久しぶり!」






「あっ、お兄様お久しぶりです。お母様とお父様も。」






姫奈はワンピースに着替えて、看護師さんと一緒に支度をしていた。






怜夜から聞いてた通り、車椅子も準備されてある。