母さんにその事を言うと、




「いつか会えると思うわ」




そんな言葉を必ず返される。




いつか妹か弟が出来る日を願っていた。




そしてその日は訪れる。





小2のある日、家族で外食をしていた時にそれは訪れた。






♪〜♪〜♪〜♪〜




父さんのケータイが鳴ったのだ。




仕事の電話かと思い俺は食事を続けていた。




父さんは席を離れ電話をしに行く。




少しして、父さんが慌てて戻ってきた。





「咲良、姫奈が!」





咲良は母さんの名前だ。





「姫奈がどうしたの?」





「やばいらしい」





「早く病院に行きましょ!」





「あぁ」