私には貴方だけ


「察しているかもしれないが、婚約者候補の事だ。」





「はい……」





「昨日のパーティでの姫奈の様子を観察しててな?母さんと相談して誰が姫奈の婚約者候補に相応しいか決めたんだ。」







「はい……」





「婚約者候補は………」





ゴクリと唾を飲む。





「怜夜君にしようと思う。」






「……………」






「姫奈?」





一瞬、思考が停止した。





「ほ、本当ですか!?」





「あぁ。怜夜君なら姫奈と昔から面識があるし良いと思ったんだ。」






「怜夜君、イケメンに成長したわよねぇ。姫奈とお似合いだったわよ?」






「やった……」





嬉しくて思わず泣きそうになる。





「ありがとうございますお父様、お母様」