アランの手を取り会場に行く。
ホテルの従業員が会場の扉を開けてくれる。
さぁ、パーティの時間だ。
私は気持ちを切り替える。
煌びやかな会場に入ると、私の周りに群がる招待客。
「姫奈様、お久しぶりです。」
小さい頃、イギリスに行く前に一度だけ出たパーティで見かけた大企業の社長。
その隣には自分の息子を控えさせている。
「姫奈様初めまして。」
今回初めて見る財閥の総帥とその息子。
色々な人が私に挨拶をしに来る。
一斉に挨拶されても全部聞き取れない。
時間はたくさんあるのだから、少し落ち着いてほしい。


