私には貴方だけ


「痛いです」




「せっかくの祭りだ。楽しむんだろ?」





「はい!」





怜夜様に手を差し出され、私はその手を握る。





「行くか。」





「はい。行きましょ」





外野から悪口を言われているけど、そこでへこたれる私じゃない。




上流社会のパーティの大人の噂だったり、悪口なんてこんな可愛いもんじゃない。




有る事無い事好き勝手に言われ、私も車椅子の事で散々言われた事がある。




それが悔しくて歩けるようになったのだ。





まだこんなの可愛い方だ。




免疫が付いているから気にならない。





周りの声は遮断して、怜夜様達だけに集中する。