私には貴方だけ


全く二人とも心配性なんだから。





「姫奈、待ってよ」




「姫奈ちゃん置いてかないで」





「ちょいと待ってよー」





ぐいぐい二人を引っ張っていると、お兄様達が後ろから走って来た。





6人で並んで歩くと




「「「「「きゃーーーーー」」」」」





女性の悲鳴が聞こえる。





「雅の皆様よ!」

「かっこいい!」

「なにあの女」

「あれが新しい姫?ブスじゃない」

「あの外人新人かしら?」

「どうせすぐに捨てられるのよ」





色々な感情の込められた視線が私たちを貫く。





私への悪口を聞いて、少しテンションが下がった。





シュンとしていると




「お前を羨んで嫉妬しているだけだ。聴く価値もない。」





だから気にするなと私をデコピンする怜夜様。