私には貴方だけ


鏡に映る自分は、いつもと違う。




「さっ、希沙達のとこに行きましょ」





「はい」





今気づいたけど、浴衣って歩きにくい。





足が少ししか前に進まない。





転びそうになって希沙様のお母さんに支えてもらう。





部屋を出ると怜夜様達が待っていた。






「姫奈可愛い……」





「やばいよ姫奈ちゃん」





「これは想像以上だ……」





呆然としているお兄様達。





怜夜様の方を見ると、私を見て固まっていた。






「怜夜様、どうですか?」





「あ、あぁ。とても似合ってる。祭り行くの止めるか。」





「え、なんでですか?」





「こんな可愛い姫奈の姿他の男に見せたくねぇ」





「ふふっ。怜夜様はヤキモチ妬きですね」