だから今、知らない男と仲よさげに話している姫奈を見て、俺の中のどす黒い何かが蠢いている。 イライラするし、思わず力が入り過ぎて持っていたグラスにヒビが入ってしまった。 「姫奈……」 だから俺は決めた。 婚約者候補だろうと何だろうと関係ない。 姫奈を俺の女にする。 だから俺は告白する決意をしたーーーーーー